エジプト人と話したこと1_イスラム教の挨拶

The role of the work of the day

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エジプト人ガイドさんMahmoudさんとの会話の中で、エジプトという国やイスラム教に関するお話を聞くことができました。





印象深かったのは、イスラム教の挨拶です。


السلام عليكم

アサラーム.アライクン


「こんにちは」という挨拶は「平和」という意味だそうです。





エジプト南部にあるルクソールでは、毎日、夕刻の時間帯にコーランが流れていたのですが、コーランとは、イスラム教の聖典です。


西暦610年頃、40歳ほどであった商人ムハンマドは、瞑想中に突然、大天使ガブリエルが彼のところにあらわれたそうです。その神から託された啓示を書き留めたものをコーランといいます。調べると、下記3つに分かれていました。


第1に、信条

第2に、倫理

第3に、法的規範


夕方に響き渡るコーランは、神殿のある景色と言葉が溶け込んで、あたり一面がより一層神秘的に見えました。言葉と響きは、その土地の素材に溶け込み、長い間、吸収されてきたようで、その一体のすべてに異空間をもたらします。言葉や響きとは、そのような性質があるのだと思います。





その日は満月でした。神殿に溶け込むコーランの響き。


そして都度都度、人が祈る姿を見ました。





日々の挨拶の意味が「平和」という意味であり、祈りに根付いた国でした。

目にしたたくさんの子どもたちは、無邪気に手を振ってくれて、目が合えば話しかけてきたり、川で遊ぶ姿もたくさん見ました。


だけれども、道路や道はゴミがとても多くて、清潔ではない場所が多く、犬の死骸も放置されていたり、エスカレーターも全く使いものにならないほど壊れていました。


私はふと、今年オープン予定の「大エジプト博物館」のことを思い出し、そこに630億かけていても、街中は清掃が行き届いてない。なんてことを思いながら眺めていました。

( 大エジプト博物館Wikipedia|総工費約630億円、日本が348億3,800万円を限度とする額の円借款を供与)


Mahmoudさんはこう言いました。


警察や国の人は給料が上がっても、私たちは働いても働いてもなかなか給料が増えなくて大変です。

エジプトにも原発が作られる案が出ていますが、エジプト人のほとんどは、それが危険なものかよくわからないので案が通るかもしれません。
私はそれを心配しています。


それに間違っているのは、イスラム教だけテロを起こしているような報道をされていること。日本だってテロがあったでしょ?(サリン事件)



違う国の人と考えを伝え合うことは、視野が広がる大事な体験だと感じました。





私は、現地で感じた思いなどをFacebook liveで発信した後、人々が生活するエリアを一人で歩いてみました。それは、私が発信した「美」とかいうものとは程遠い、砂ぼこりの街でした。



言いようのないジレンマが、身体中をよぎります。


だけどやっぱり、いい循環を生み出すことが、これからの仕事の概念なのだと思いました。

そして足りないのは、「祈る時間」にも似た、自分との問い


自分の生き方に、哲学があるか?

なんのために生きているのか?

なぜいま、ここに生まれて命をもらっているか?


命を全うした最後は、すべてに感謝できているだろうか。



そんなことを考える余裕なんて、ないほどの忙しさ。

とくに男性は忙しくなる傾向が強くて、どんどん心のズレが大きくなっていく。

まるで心の大きなズレが、いずれ地盤が歪んで地震を起こすかのようだ。


命とは、時間をあらわす。





命である時間が、喜びの循環を生み出すことに使えている確信があるか。

絶えず、磨いていく人生


美しく在れ



Blog by Mami Grace Osada

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ルクソール方面の観光のみですが、現地生まれで知りつくしているので、かなりフレキシブルに対応してもらえます!