テクノロジーの進化により退化する二面性

The role of the work of the day

Thinking/ Photography



テクノロジーの進化は止めることはできなくて。だけども、2001年宇宙の旅とか、ターミネーターとか、その他多数の映画でも描かれているように、行き過ぎると何か一番大切なものを滅ぼしてしまう恐れもあります。つい最近、フェイスブック社で、人工知能同士を会話させるという実験中に、人間には理解できない言葉で人工知能同士が会話を始めてしまった。という話しにもあるように、その場に出くわしてしまったとき、何かとてつもなく恐ろしいことが起こったような気がして、瞬時にそのスイッチの電源を消したのかもしれません。

アトランティスとか、その他の星々でも、進化と滅亡を何度も繰り返し、幾重もの進化の果てにに、滅亡があったといいます。そうしてまた、生まれている私たち。


ファッションの分野でも、テクノロジーとのコラボが増えてくるにつれて、人の心は逆へ向かったりするものです。それは手仕事とか人の温かみを感じるものへの安心感とか。


同じように、テクノロジーや人口知能とか、そういう発展が加速するにつれて、田舎に移動する人も多くなるでしょう。小川、緑、花々、その静寂さに、心からみなぎる純粋な喜びへと人の心は向かうでしょう。だけどもテクノロジーは止められないので、人類の進化をどこへ向かわせるかについての哲学を持つことはとても重要なのだろうと思います。

100年以上先の未来がどうあったら素晴らしいか、それは心の幸福に結びつくかどうか。


今、出会っているクライアントさんたちが描く進化の礎やビジョンは素晴らしいけれど、人はどこかで何かが狂いだす危うさだってあるかもしれない。


私は、人の進化とは直感とか、予感とか、未来を感じる力とか、そういうことだと思っていて (本来もってる力に戻るとも言えますが)その一方で、テクノロジーに頼ることは、人類の退化を促す二面性もあるということに危機感も持つことが重要だと感じています。

東京の真ん中で生きていると、やはり自然には還りたい気持ちも常にあって、12月にイギリスの荒野に行くことにしました。なんとなくカレンダーを見てスケジュールを組みましたが、その日は冬至の日で、エネルギーが隠から陽に転じる日です。イギリスの荒野で、体を完全に無にして、いっぱい純粋なエネルギーを感じてきたいなと思っています。バランスを取り戻して、また未来への礎となる仕事にも向かえるように。




Photography by Keita Christopher Osada

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