長崎の人がよく言うセリフ
「よかさ、よかさ」
おおらかで、寛容、優しい街
被爆者である祖母もよく言ってました
「よかさ、よかさ、なんでんよかさ」
中華街もあり、
西洋のオランダ坂もあり
和の坂本龍馬に、眼鏡橋
いろいろ混ぜこぜ
「なんでんよかさ」の街
ちゃんぽんの由来も
まぜこぜって意味なんですよ。
そんな、おおらかで
いろんな文化と
様々な人種を受け入れてきた
こころ、優しい街の真上から
原爆は落とされました。
それから私たち日本人が
ずっと行ってきた行動は
反撃することをせず
伝え続けるということ。
このようなことが
もう2度と
起こりませんように
なんでんよかさ。という言葉は
妥協ではなくて、受け入れるこころの大きさでもあるんだと、大人になってから思うようになりました。ああ、この街は、いろんな人種や考え方を受け入れてきた、こころの大きい街なんだと。
とはいえ、祖母だって、すべてを失いました。
ほとんどの家族も財産もすべて。
悔しかっただろうな。辛い思い出は、一度も聞いたことはないままでした。
これからの時代、様々な考え方、宗教、価値観を、お互いで受け入れあって、結局人々が向かう方向は、喜びとか、愛とか、平和なのだと信じています。
なんだ、皆同じなんだね。
反撃は無意味だね。
そういう意味を込めて
よかさ、なんでんよかさ。みんな平和がよかね。
すべての宗教、芸術、科学は、
同じ一つの木の枝である。
- アインシュタイン -
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