The role of the work of the day
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誰が何を着ようがどうでもいいことだし、何を着たって私には関係ない。
ここ最近、ファッションとかオシャレとかいう言葉がいつもよりも軽く思えて、発信にも興味を持てなかったのが正直なところ。そして数日前、唐突に自分に自信が持てなくなる夜があったりして、過食ってこうやって起こるのね、なんてつい何かを食べようかと考えていた矢先、今年、スタイリングさせていただいた方から美しすぎる写真が、ポンっとFBのメッセージに届きました。
セリーヌのスカートを身に纏ってのステージの上で歌を歌っている女性。
「あなたは私に自信を与えてくれたよ」って。天使か妖精からのメッセージかみたいなタイミングでそれは届き、すっかりとやさぐれていた私は呆然としました。
自分が唐突に自信をなくした夜に、人に与えたものが戻ってくる瞬間でした。
スタイリングすることは、相手のことをよく知るための準備をし、何度も何度も東京中、足を使って探し、世界中ネットを駆使して時間をかけて探し続けるわけですが、なにせ大変な労力です。セレクトショップのオリジナルとか勧めたって、いくら予算が限られていても心から喜ばれる笑顔は見れませんし、私がやる意味はないと思っています。そうやって何年か続けてきたのですが、最近はときめく服が極端に減ってきたのでスタイリングもお休みしていました。
服は、人に自信や勇気を与える1つの手段にすぎなくて、私もそうやって服の力に助けられてきました。FBで届いた彼女がステージで歌う写真は、あきらかに輝いていて、何より、見る側にも喜びを与えていました。着る人も、見る人も、喜ぶのですよね。
私が根本的にこの仕事をする理由は、何度もblogに書いてきましたが創造する側、デザイナー、職人の喜びのためなんです。これは死ぬまで変わらない私の軸
服のことを書く気分にもしばらくなれなかったですが、11月、服で人生を切り開く内容として
講座のご依頼もいただきました。またもう一度、服とちゃんと向き合うことが、私の自信につながるのだと思います。
何を着ているかで、経験することが全然変わることを経験してきました。
身に纏うと心が震えて涙があふれるような服も存在していて、細胞レベルで喜びを感じる服というものもあります。
自信が持てない人の気持ちは痛いほどわかるから、内面も外面も癒して輝いて生きる手段として、服にはその力があるということ、自分らしい服とは何なのか、センスってどうやって磨くのかを、11月の講座でお伝えします。
外面は内面の現れ。
ファッションは自分自身や相手とのコミュニケーションなのです。
Blog by Mami Grace Osada
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