上質な暮らしのためのブランド_ロゴデザイン編


三越伊勢丹が提案する上質な暮らしのためのブランド「PRODUCT PROJECT」にて、【カルメンタオル0.005 】が販売をスタートしました。




これまで多くのクライアント様に携わらせていただきましたが、動員550名〜という規模であり、歴史ある会社のロゴを一新することは、大きな試みでした。コーポレーションロゴは、会社の顔でもあり、エネルギーをビジュアル化したものであると捉えています。それを一新するということは、アップデートさせて新しいエネルギーを注ぎ込むということ。


「美は、余分なものの浄化である」というミケランジェロの言葉にもあるように、余分なものを丹念に削ぎ落としていく創造の現場を長年見てきた私は、洗練された美は、余分なものが何1つない状態であり、何かを足しすぎるわけでもなく、何かを引きすぎるわけでもない、調和としての美として存在しています。ですから場を浄化するような力さえあります。

ミケランジェロも、美をそのように捉えていたのかもしれません。


コーポレーションロゴのリニューアルに関しては、最初に立ち上げた一代目である会長の想いを継承しつつも、さらなる未来の可能性を感じさせるものでなければいけない慎重な作業の連続でした。


例えば、PRADA。アウトレットなどで購入すると昔の古いままのロゴの紙袋が未だに残っていることがありますが、どういうわけか、なんとなく古臭い感じの印象を受けます。なぜでしょうか。同じPRADAというロゴなのに、新しい方のロゴは、どこか"今っぽい"のです。


上段が古いロゴです。あきらかに違います。何が古臭いのか?逆に、なぜ今っぽいのか?

言葉では正解の回答がなくとも、無意識的にそれを感じさせるのが、ロゴが放つエネルギーなのです。ですから、とても重要です。以前にもblogで紹介したのですが、ロゴデザインを生み出すのには、膨大なエネルギーが必要であり、デザインしたいる室内が、どういうわけか大きく拡張したエネルギー空間みたいな感じになっています。まるでどこかのソースと繋がってるような感じです。


夫は何度も何度もドローイングを繰り返し、クライアント様の脳内に入りこむ感じで、相手が何を想い、継承してきて、これからの未来にどんなビジョンを描いているのかや、社員様への想いなどを感じ取り、それをビジュアルという形で映し出していきます。いつもそのような作業をしているのですが、相手への愛がなければできません。ビジネスでは決して成し遂げられないのです。


私は、時代、集合無意識、色、それを見たときの印象などを、言葉で当て込んでいき、2人で整えて作品を仕上げていきます。美の概念は敷居が高いもので、見た目だけ美しいように着飾っても、バレるものだと思います。


花々や鳥といった、愛と調和のデザインが溢れる地球で、人は、形、色、音などから、「美」を感じ取る根源的な資質を持って生きており、感受性が高い光のかたまりがわたしたち人間であると思います。


MAMI



不可能を可能に。すべてを塗り替え、すべてを織りなす。マテリアルブランド I.S.T